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吉田先生のホイアンレポート11月8日

設計のFさんHさんからいろいろ話を聞き、構造のNさんとも確認して、次に進めるべく昨日7日日本を発ちホーチミンに着きました。今日ダナンからホイアンに行く予定です。

今回の目的は施工者を決めて工事に入ることです。
それに向けて現地常駐の若者を一人確保しました。
象の関連と早稲田関連と工学院のG先生に声を掛けたところ、G先生のもとで勉強中の修士課程1年生が名乗りを挙げました。G先生の了解を得て、今回、彼を連れて来ました。Sくんといって、金無いのには慣れてるそうで無給で、、、
先ず明日からみんなの食事係から始めます。

前回来訪時に感じたのは、ダナン、ホイアンでは日本の感覚と違っているところで建築生産が行われている事。
決していい加減に建てているわけではないが、小さな住宅から結構な規模のビルまで何という事無く建てている事。しかし、日本の基準に合わせたら何とも心もとないというかバッテンが着く部分も多いと思う。

コンクリートの打ち方:
ホイアンではコンパネは使わない。廃材に近い足場板みたいな板が型枠で、それをこれまた廃材に近い曲げ木でサポートして上部構造は作っている。コンクリートミキサー車は使わない。そもそも1回のコンクリート打ちの量が少なくミキサー車の必要がない。コンクリートは電動モーターが着いた機械練り機を監督がバイクの後ろに積んで持って来る。調合はセメントに見合った砂、砂利、水を手が着いた寸胴のバケツに入れてバケツの数で決めている。現場の監督はそれをチェックしている。テストピースをとると言う習慣は無い模様。これではコンクリート打放しという概念は育たない。

基礎の話:
Nさんの構造図は耐圧版が250で地中梁の梁成は600のベタ基礎だが、当地の建築士H氏が手直し、FLー1500のところにフーチングを各柱ごとに設けた。フーチングの下には竹杭が打ってある。Nさんの話では水位が高くフーチング下の土壌が流されるのを防ぐ経験的な手法だろうという事。コンクリート量はF案より多くなっている。

上部構造:
スラブ配筋、柱の配筋は大丈夫か?柱のフープは少ない極端に、これは地震が無いからと言う事かもしれないけどねえ、、、ただ今度のプラン(修正デザイン)は柱が沢山あってスパンが短いから、いいと思う。
床スラブの配筋は?日本だって昔はシングル配筋だったし、、そういえば僕が一番最初に担当した住宅の床は梁近くは上端筋梁中央は下端筋という事で床の10mm筋を折り曲げていた。

コンクリートの強度はどうやったら確かめられるだろうか?
プラントが無ければ、テストピースの破壊試験も無いし、そもそもどの位の強度を想定しているのか 21N/mm2? 18,13 そしてそれがどう結果しているか。シュミットハンマーで計測出来るとFさんはいうけど現実味がない。それより、どんなヤバい事が想定出来るか? 床にひびが入るとか、という事のようです。

レンガ積みの話:
これはあまり心配していません。地方から出て来た(?)グループが仲良く朝早くから、練る、運ぶ、積むのとにうまく分担して、そこかしこでやっている、現場が始まってその人たちと仲良くなったら、目地を通してよ、見て大丈夫のように水平は出そうよとかやって行けば出来るのではと思う。

鉄筋の話:
Danang の海岸でサーフィンをやっている定住日本人のMさんが7月から自宅を建て始めた。その現場を見せてもらっって面白かったのは、その現場の隣でおこなっている基礎工事。森田さんの話だと最近基礎が不安になり出して鉄筋を増やせと行政がいうんだそうです。なるほど梁成700程度に22mm筋が随分入っていた。

地下水位、地中梁、コンクリートの防水の話:
ホイアンの現場近くで工事中で見積を頼んでいる1社。そこが前々回(8月初旬)行った時、水位はGL-500程度フーチングをポンプアップして打っていた。前回(9月下旬)に見たときは地中梁の型枠の中をポンプアップしながら打っていた。コンクリートを打つと直ぐ埋め戻しをするみたいで、ピット階をどう防水しているか不明。浄化槽の扱いをどうするか。

屋根の話:
屋根をコンクリートスラブで斜めに打つ事はごく普通に見かける。

現場打ちPCの話:
開口部の上に庇を付けているのを良く見かけるがこれが現場打ちのPCでマグサを兼ねて先端は60mm 程度と薄くしてあるものでこれは使えると思う。その他、バルコニーの手摺も現場打ちPC を良く使っている。こちらは若干不安。

木工事:木造の新築は見た事が無い。

以上の事をつらつら考えて、Y氏オリジナル図面を少しいじって3社に再見積を依頼しました。明日からその3社に会い、施工業者を決めようと考えています。
変更内容、これからの施工体制、獲得目標、施工者とあって決めた事、と順を追ってホイアン滞在中にレポートします。
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